e n o u g h。

e n o u g h

文房具,音楽,旅行などについて記します。

レスポンシブデザインにしました。

 どうも。

 

 簡単な報告なのですが、ブログのデザインを変更しました。

 レスポンシブデザインといって、パソコンやタブレットスマホ全てにおいて同じようなデザインになるという形式にしました。

 

 色も変更して、モノトーンを意識しました。

 

 これで多分スマホでも上のメニューや、見出しのラインが反映されてるはずなのですが、自分はタブレットとPCしか持ってないので、スマホで実際に見た時の様子が分かりません…

 

 なので、スマホで見た時、おかしな点があったら教えて頂くと助かります。

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タブレットではこのようになってます。

 

 それでは。

orenzneroって結局どうなの?

 どうも。

 

 朝晩の冷え込みが厳しくなりましたね。最近では雪がちらついてきて、コートを着始めました。それでも、肌寒さを感じます。もう冬本番です。

 

 そして、最近誕生日を迎えました。そんなことはどうでもいいのですが、去年の誕生日にorenzneroを購入しました。ちょうど購入してから1年ということです。

 

 その頃は、ブームが落ち着きつつも、まだ爆発的人気を誇っていたので、0.3を見つけるのに何か所も文房具店を回りました。

 

 しかし、そのorenzneroも賛否両論です。正確に言えば、「ほとんどの購入者が満足したものの、その人気にあやかり購入したらそうでもなかったという人もいる」という風潮があるなと勝手に思っていました。

 

 そして、ブームから1年経った今、orenzneroというペンはどんなペンだったのかという自分なりの見解を綴りたいと思います。 

orenzneroとは

 2017年2月にぺんてるから発売された3000円+税のシャープペンシル

 簡単に特徴を説明すると2014年に発売されたorenzに自動芯出し機能が追加されたモデル。「nero」というのはイタリア語で黒という意味で、それが意味するようにボディはマットブラックの十二角形軸です。

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 自動芯出し機能は、OHTOのオートシャープや、パイロットのオートマチック、ぺんてるのテクノマチック、ファーバーカステルのtk matic等、昔のシャープペンシルから安価帯の現行品でもその機能がついてる商品はありました。

 

 

 しかし、orenzneroはそれまで人気だったorenz機能と自動芯だし機能を融合したことを売りにし、youtubeなどのインターネット動画によって大々的に宣伝することで一気に人気を博すことになります。ネットショッピング等での購入も困難になり、再入荷を待たなければいけない状況にまでなりました。

 

 

orenzneroのここが好き

 買ったときはその使いやすさに感動してた記憶があります。まず、持ってみて感じたのが、指に吸い付くようなグリップです。十二角形グリップは非常に安定していて、持ったときどんな手でもフィットします。グリップの溝も、ローレットのような細かさではないのに、ほとんど滑らないという絶妙なグリップがとても気に入っていました。

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  また、書いたときに感じるのが、安定した重心バランスです。適度な低重心が書いてて疲れにくいなと思いました。重さも18gと、機能を詰め込んだ割には軽いほうなのかなと思ったりもします。

 

 

 自動芯出し機能の必要性

 このペンの売りともいえるこの機能。しかし、今このペンを使うときは、しっかり芯を出して書きます。orenzneroのアイデンティティを真っ向から否定するようで、少し申し訳ないような気もしますが、個人的にはこの機能は苦手です。

 その理由として挙げられるのが、 

 

①ガイドパイプが紙面につくとき違和感を感じる。

②芯が見えないので、どうしても筆記線が太くなってしまう。

 

 ①のほうは、引っかかりともいう表現を用いる人もいますが、自動芯出し機能によりガイドパイプが元に戻ろうとするので、どうしてもガイドパイプが当たる感触は感じます。

 軸のバランスは良くても、書いてるときの感触というのは普通のシャープペンシルよりかは劣ります。その部分が特に受け付けないという人が多い気がします。

 ちなみに、0.2より0.3のほうが違和感を感じました。

 

 しかし、自分は②のほうが苦手です。普通は芯の偏りが出て字が太くならないように、感覚で調整しながら、自分に合った筆記線を保ちながら書いていると思います(意識せずとも)。

  しかし、ガイドパイプによって芯が見えないため、感覚で調整するのが難しいです。視覚認知性が低いため、字が太ってきてから芯の片減りに気づくというのが、神経質な自分にはあまり合いませんでした。

 

 

 確かに、ワンノックで芯が切れるまで書き続けることができる、そして折れないという二つの機能を兼ね備えているため、この機能は画期的だと思います。

 しかし、自分の中では、その機能があるから生まれるストレスというのもあるので、その機能を最大限に生かすには、用途によって使い分けることが必要という判断に至りました。

 

繊細なのは機能だけではない

 そして、orenzneroの1番の問題点は機構が精密な故、不具合や故障が多いということです。オレンズネロにはこの価格帯では異例の「保証書」が付いています。メーカー側も故障が多いと見越して付けたのでしょうか。

 

 しかし、保証書があるからといって、壊れたら必ず新品になるというわけではないです。当たり前ですが、過失による故障は修理費がかかります。私の友人も修理費がかかったと言っていました。

 いずれにせよ、orenzneroは正しく使わないと不具合が必ずといっていいほど起きます。

 

 

 まず、芯はメーカー純正の芯を使わなければいけません。たまに、三菱鉛筆のハイユニとの組み合わせがいいといってる人もいますが、メーカーによって同じ0.3でも微妙に細さが違います。orenzneroは機構が精密な故に、その微妙な差でも不具合を起こし、芯が引っ込んだりするなどの不具合が起きてしまうのです。

 

 ちなみに、0.3のシャープ芯は実際には0.3mmではありません。JISの規格*1によると

  0.3mm芯の実寸は、0.37mmから0.39mm

と決まっています。正確には0.3mmは0.4mmなんですね。自分もこのサイトを見て驚きました。

 話は戻りますが、この0.02mmの差で不具合が生じてしまうのです。

 

 

 また、これは自分の周りで起きた話なのですが、ある日orenzneroを使っていた友人が誤って机から落としてしまったところ、真ん中のボディとグリップのつなぎ目のような細い部分にぱっくりとひびが生じてしまいました。頑丈そうに見えるあのボディも意外と耐久性がないのかもしれませんね。

 

 

 また、芯詰まりを直す際も注意が必要です。芯が詰まったときは口金をはずして、芯が出るところから何か細いものを通して取るのですが、このときむやみに口金付近をいじるのは危険です。一度機構を壊してしまったら直すのが少し複雑なので、あまり慣れていない人は一度公式サイトを見ることをお勧めします。

 

orenzneroに3000円の価値はあったのか

 ここまで書いてきて、否定的になってしまった部分のほうが多いのですが、私はこのペンに3000円の価値は見出せたと思います。ここからは私の主観になってしまうのですが、orenzという特徴無しでも買う価値はあると思います。軸とグリップのバランスは、自分が持ってるペンの中でも5本の指に入るほど秀でています。

 

 耐久性や、壊れやすいという点に対しても、当たり前ですが、ちゃんと決まりを守りながら使えば壊れることは絶対にありません。

 

 

 また、0.3mmや0.2mmなどの細い芯径のシャープペンシルには学生や女性をターゲットにした製品が多く、男性向けの商品が少なめな気がします。

 しかし、このorenzneroのデザインはマットブラックで統一されていて、実際にorenzneroをビジネス等で使っている人もいたりなど幅広い年齢層をターゲットとして作られている部分も個人的にはいいと思います。

 

 

 ただ、発売日が明確に提示されてなかった部分などから、アバウトな商品情報からどんどん付け足していった感が感じられます。もう少しゆとりを持って販売すれば、初期の不具合が防げて、もっと精密に作れたのではと思います。

 

 また、キャッチコピーも

「ユーザーではない。オーナーになるのだ。」

というか中々キャッチーでは無いキャッチコピー。 ユーザーは使用者で、オーナーは所有者…

 使用するのに意味があるのではなく、持っていることに意味があるとでも言いたいのか…(恐らく、いや絶対に違うが…)

 

 

  話が脱線してしまいましたが、まとめると、orenzneroの性能(自動芯出し機能等)に魅力を感じる人の方が多いと思いますが、1年使ってみて分かったのは内面的な特徴より、外面的な特徴の方が長所としては大きいと分かりました。

 

最後に

 なぜこんな時期にorenzneroの話を持ち出したかというと、0.3がマイブームで、その中で一番好きなのは何だろうと考えたときに、このペンが一番に出てきたからです。時代遅れ感もありますが、最近シャーペンを使うときはずっとこのペンを使っています。

 

 好きなペンなのになぜこんなに短所を挙げたのかなとも自分でも思いましたが、どんなペンでも長所も短所もあるし、だからこそ好きだと思う人もいれば嫌いだという人もいるから、客観的に書きました。

 

 自分は、このペンは文房具がもっと好きになったきっかけにもなったので、これからも大事に使って生きたいと思います。

 

 

 ちなみに、Amazonではやっと最近定価よりも安く買えることができるようになりました。ほとぼりが冷めてきたのだと思いますが、今買っても全然いいと思います。

 

https://www.amazosn.co.jp/gp/product/B06VWPKXQH?pf_rd_p=7b903293-68b0-4a33-9b7c-65c76866a371&pf_rd_r=ZMTS170WN415XVCMK2G1

 

長くなってしまいましたが、これでおしまいです。

読みづらい文でしたが最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

それでは。 

洗練された佇まい Caran d'Ache 849 Nespresso 

 

 こんにちは。

 

 前回の蛍光ペンの話の最後に「ブログちょこちょこまた再開して行きます」みたいなこと言ったのにもかかわらず、また1ヶ月ほどサボってしまいました。自ら言ったことを実行できなかったというのは素直に反省したいと思います。

 

 

 そして今回は、前回の予告どおりサクラクラフトラボ003の試筆の感想...といきたい所なのですが、とあるものを買ったのでそちらについて書きたいと思います。 

 

[2018.11.25]

 購入してから2ヶ月弱経っての感想を追記しました。

 

 では早速今回買ったものを紹介します。それはこちらです。

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 Caran d'che 849 Nespresso 

 

 お値段は5000円+税と普通の849よりも2000円高いです。849では限定モデルがたくさん出ていますが、普通のよりも割高なモデルはあまりないように思います。

 

 ネスプレッソが毎年行っているリサイクルプロジェクトのパートナーとして、今年カランダッシュが選ばれたため、このコラボが実現したようです。使用済みのコーヒーカプセルが生まれ変わってこの軸となります。

 

 849のボールペンはずっと前から欲しかったものでした。単色ボールペンの中でも細身で無駄のないデザインは、場所を問わずどこでも気軽に使えます。コスパも含めて、普段使いという面において非常にポイントが高いように思えます。

 

 そして、今回買った849の限定モデル。実際に触ってみてまず感じたのが、軸のマットな質感です。普通の849は光沢があり、触り心地は温かみのあるクロームのような感触です。

 しかし、このネスプレッソモデルは艶がありながらも、ザラザラともいえ、スベスベともいえるマット仕様となっていて、普通のに比べて少しひんやりとした感触です。

 

 個人的にはこちらの方が滑りづらく、感触としては好みです。ただ、寒い冬場でひんやりとする感触は少し苦手です。材質がアルミなので仕方ないのですが…

 

 

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 色は落ち着いたスチールブルーといったところでしょうか。スモーキーカラーともいえますが、実際見てみると艶もあるため少し表現しづらいです。849は明るいモデルが多く、ビビットな軸が印象強いですが、このモデルはさりげない鮮やかさがあるように思えます。

 

 

 そして、カランダッシュのボールペンの代名詞ともいえる、「ゴリアット」。海外メーカーのボールペンはデザインでは秀でていてもリフィルが…というのもありますが、カランダッシュのゴリアット芯は書き始めのかすれも少なく、ストレスを感じさせません。

 

 私はジェットストリームやアクロボールのような低粘度インクを想像していました。しかし、性質としては正反対で、どちらかというとインクは薄めです。試しにラミーの黒インクと比較してみると、ご覧の有様です。

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 写真では見づらいかもしれませんが、意外と差がありました。濃いインクが好みの方は向いていないかもしれませんが、私はこれぐらいの主張しないインクが好みです。最初に入っていた黒のFという太さも自分には合っていたので、インクが切れるまで使いたいと思います。

 

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 難点を挙げるとしたら、ペン先の出です。この部分も少し出ててもいいんじゃないかなと思っていました。調べたところ、友人の普通のモデルと個体差があったため買うときはしっかり見たほうがいいかと思います。

 

 

 いずれにせよ、このボールペンは自分のニーズと合っていて、コスパ等の面から見ても購入して正解だったなと思います。用途も広いので、さまざまな場面で使用していきたいと思います。

 

 

 長くなってしまいましたが、これにておしまいです。それでは。 

滲ませない蛍光ペン MojiniLine その真偽。

 どうも。

最近は秋らしい天気ですね。ただ、東北は朝晩の冷え込みが激しいです。

今日なんて最低気温が1桁になりそうで焦りました。

 

そういえば、今日サンマを食べました。一時期は豊作だと言われてたものの、最近取れなくなってしまったそうです。

 

今年はサンマたくさん食べたいのに残念です。。。

 

 

では早速本題。

 

最近ゼブラから新しい蛍光ペンが発売されました。(遅い)

その名も

…MojiniLine

 

 

なんか名前だけで想像できますね。

それがこちら。

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デザインは少し近未来っぽいですよね。クリップレスも面白い。

マイルドライナーとは違ったシンプルさがあります。

 

色はピンク、イエロー、ブルー、グリーン、オレンジの5色展開。

マイルドライナーのようにカラバリが多いわけではないです。

 

 

 

さて、この蛍光ペンの最大の特徴は名前の通り、

 

ボールペンで書いた字に引いても滲まない

 

ということ。

 

 

ゼブラからちょっと前に出たサラサマークオンの蛍光ペンverという感じです。

私はオレンジのペンにラインを引くことが多いので、こちらの方が好きです。

 

 

公式HPを見たところ水性ボールペンはマイナスの電荷を帯びているので、

蛍光ペンのインクにプラスの電荷を帯びる新成分を配合し、

インクを紙面で固まらせるという、なんとも画期的な蛍光ペン

 

 

 

しかし、本当に滲んだり伸びたりしないのか。

 

ちょっとの滲み、汚れもストレスの原因になってしまう神経質な私にも合うのか。

 

 

 

そこで、オレンジ色の水性ボールペンの上に蛍光ペンの線を引くという、

暗記でいつも使う方法で比較してみました。

 

 

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 少し見づらいかもしれません。ごめんなさい。

 

ただ MojiniLine の方は一切滲むことなく、綺麗に引かさっているのに対し、

ナビゲーターは文字は滲んで伸びてしまい、

汚れが蛍光ペンにできてしまっています…。

 

 

 

滲まない蛍光ペンというのは嘘ではないようです。

(もちろんゼブラさんは信用していますが…)

 

しかし、これほどの差が出るとは思いませんでした。

ゼブラさんの技術には驚かされます。

 

 

 

最近、ゼブラさんは実用性重視の新製品が多いと感じます。

 

次に発売される静音性に優れたボールペン、ブレンにも期待できますね。

 

 

 

ということで長くなってしまいましたが、これにておしまいです。

ブログちょっとサボり気味だったので、ちょっとずつ再開していきたいと思います。

 

 

次は、サクラクラフトラボ003が発売されたので、実際の感想でも書きたいです。

 

 

それでは。

 

バリオLの話

これから文房具のことについても書いていきたいと思ってますが、文量が少なめかもしれません…

でも、写真とかも積極的にあげていきたいと思います…

 

 記念すべき1回目はコチラ…

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 ファーバーカステルのバリオLです。1回目がこれはちょっと意外かもしれませんね…。芯径はお気に入りの0.7です。

 

 ファーバーカステルのペンはなんといってもオシャレ…。安価なものから高価なものまで、オシャレだなぁって私いつも思ってます…。

 

 作りもしっかりしてます。さすがって感じで。安定した書き味は、個人的にお気に入りです。

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 ペンの側面にはhardとsoftの文字。これは、芯クッション機能の切り替えをする時の軸を回す方向。softだとONで、hardだとOFFになります。

 

  私はいつもhardにしてますね。気分によって変えてますが、私も筆圧だとクッションが働かないことも…

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 ノック部分は繰り出し式の消しゴムがついてます。サイズ感がいいですよね…細かいところも消せて

 ノックはカチカチと製図用らしい音です。

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 ペン先の口金とグリップ。口金には硬度表示窓が付いてます。これが緩みやすいのが 

玉に瑕…こういうところ気にしちゃうんですよね。

グリップは銀色でオシャレです。ただ、滑りやすいですね…。溝の効果は殆ど無いといっても過言ではありません。

 

 

 全体的に見ると、ファーバーカステルらしい真面目な作りでとても気に入ってるシャーペンの1つです。定価は2500円と決して安くはありませんが、非常にオススメです。オシャレな海外製のペンが欲しい…でも、高いのは嫌だし、実用性も欲しいっていう人にはうってつけです。

 

 是非、見かけたら手にとってみてください。